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ライフスタイルを提案できる会社

最近のヒット商品と言えばアップルのiPodや任天堂のWiiやDSといったところだろうか。

ゲーム機戦争とネット配信(ホームサーバの戦い・第10章)

この記事を読んで改めて考えさせられた。確かにアップルや任天堂は消費者にライフスタイルを提案し、そのソリューションを提供することで大きな市場を築き上げた。でも、そんな成功事例は今に始まったわけではなく、昔から行われていたことだ。

ソニーはトランジスタでラジオを発明し直し、ラジオを家で聴くものから出先で聴くものに変化させた。スカイセンサーというラジオで、海外のラジオ放送を聴くというライフスタイルを提案した。さらにウォークマンで音楽を身に纏うものに変化させた。

こんな話は電器産業だけの話ではなくて、トヨタ・セリカGT-FourというWRC(世界ラリーチャンピオンシップ)で戦うグループAマシンをホイチョイプロダクションが「私をスキーに連れて行って」という映画の中で演出に使ったことで、若者がスキー場へ4WD車で雪道をかっ飛ばして行くライフスタイルを確立した。もっとも今は4WDといってもSUVでスキーではなくスノーボードだが・・・。

最近よく新車が売れないとか話題に上がるが、自動車メーカーはライフスタイルの提案ができなくなってしまったのではないか。逆に高級車は、それに乗ること自体がライフスタイルになるため富裕層に売れているのだと思う。団塊の世代が退職し始めてデジタル一眼レフカメラや鉄道模型が売れるようになったのは、カメラメーカーや鉄道模型メーカーが退職後の趣味を提案したからこそ売り上げが伸びている。

これからはモノを売るのではなくライフスタイルをコーディネイトして売る時代なのだろう。そうそう、デジタル一眼レフカメラが売れたことによって、コスタリカへプロカメラマンと一緒に野鳥を撮影に行くツアーを旅行会社が企画するようになった。面白い時代になったものだ。

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