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動画処理の今と未来

コンピューターグラフィック技術の進歩は映画と共に歩んできた。「スター・ウォーズ」のエピソード4では共和国軍基地内で、デス・スター攻撃前のブリーフィングを行っているシーンがあるが、そこでは今となってはショボイ(昔は凄かった)ワイヤーフレームのCGで攻撃方法を説明していた。その後「スター・ウォーズ」シリーズは劇中で扱われるCGも向上したが、映画制作そのものもCGが使われるようになった。

シリーズの中で画期的にCG技術が進歩したのは「マトリックス」だと思う。最終作の頃には俳優のテクスチャを3Dグラフィックに利用し、劇場作品をCGだけで制作できるレベルに達してしまった。フラッシュだけで制作してしまった作品もありますが、それはまた別の話・・・。そうなってくると心中穏やかじゃなくなるのがハリウッド俳優。将来廃業の危機を感じ全米映画俳優協会は演技をしていない俳優のデータを使うのはダメってことにした。(確かそうだったと思う)そんなこともあってか「スター・ウォーズ クローン大戦」はアニメ作品で制作されている。アニメなんだけどドロイドとかはリアルなんだよね。

パソコンの性能も飛躍的に向上したから3Dグラフィックのゲームも非常にリアルになり、ちょっと見ただけでは見分けが付かないほどになってきた。そんなことができるようになってくると、本物の動画に処理を加えて偽者の動画を生成することまでできるようになってしまった。

静止画をヒントにシーン全体を改変する「動画のフォトショップ」技術

技術的には動画から撮影されているシーンの奥行きを推定(デプスマップを生成)、静止画とつき合わせてちょうど「テクスチャーマッピング」のように矛盾なく動画全体に適用するものと説明されています。
この技術が進歩すると、画像から立体データを抽出して動画を再構成できちゃうんじゃないかと思ってしまう。

超解像に関しては麻倉怜士氏がこんな記事を書いています。

「超解像」がテレビを変える(上)東芝とNECの進化した技術
「超解像」がテレビを変える(下)AVの基幹技術、日本の武器に

超解像なんて画像処理技術のほんの一例に過ぎないのに日本の武器にと言われても・・・。動画圧縮に時間軸上の差分を抽出する技術があるが、その技術を逆に応用すれば時間軸上に散らばった情報を掻き集めてフレーム当たりの情報量を増大することができるということだな。

将来、画面上の全てのオブジェクトをデータとして持たせ、物理エンジンで動きを算出し動画を生成するような動画圧縮が実用化されれば、俳優は3Dデータとテクスチャデータ、モーションデータに演技データ、あとはシナリオデータがあればリアルタイムに好きなように動かせるから、それこそマルチシナリオどころか自分で創ったシナリオで映画を再構築するとか、自分のテクスチャを主人公に置き換えちゃったりできるし、カメラアングルも自由自在だ。

小説を書いたら次の日には映画化されてたなんて時代が来るのも意外と早いかもしれない。

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