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AMDのグラフィックカード「Radeonシリーズ」について学ぶブロガー勉強会に行ってきたでござるの巻

日本AMDがこんな勉強会を主催していました。

AMDのグラフィックカード「Radeonシリーズ」について学ぶブロガー勉強会

Radeon HD 7770 GHz Editionを頂けるということもあり、競争率が何倍だったのかは知りませんが幸運なことに当選のメールが届いたので、2012年9月14日に参加してきました。

日本AMDのある新宿アイランドタワーの34階へ向かいます。新宿西口など滅多に行かないのに時間ギリギリになりそうで少し慌てました。
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この受付にはデモマシンが展示されています。
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AMD Eyefinityテクノロジーのデモということで、ゲーム映像が6画面で表示されていました。複数のディスプレイを並べると枠の部分で画像の接続が不自然になりますが、その部分を表示しないように設定することもできます。個人では流石に6画面は無理でも3画面位を繋いでFPSで遊んでみたいですね。
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デモ機のグラフィックスカードには6本のケーブルが接続されています。
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意外にもデモ機のCPUクーラーは小さく控えめです。これはRadeonを目立つようにするためでしょうね。

さて、会場に着くと先に着いたブロガーが既に席に座っていました。これは後で気付くことなのですが、席に置かれたRadeon HD 7770 GHz Editionは、ベンダー各社からの提供ということもあり、メーカーがマチマチだったということです。つまり先に着いたブロガーは、メーカーを選択することが可能だったということです。もっともパッケージはAMDの袋に入れられて、パッと見にはわからなかったんですけどね。

勉強会開始まで時間があったので、軽食として用意して頂いたサンドイッチを食べながら確約書にサインをしました。その確約はブログに記事を2本書くという内容なので、この記事で半分はクリアされます。開始前にブロガー同士で自己紹介でもあるかと思ったけど、なにもありませんでした。

勉強会の始まりはRadeon HD 7000シリーズの紹介とライバルとの比較説明からで、Radeonいいでしょ?という、まずはお約束から。次にGCNアーキテクチャの説明からヘテロジニアス・システム・アーキテクチャー財団やOpenCLの話へと進みます。AMDはRadeon HD 7970によって、ライバルであるNVIDIAとGPGPUの世界で漸く互角に戦えるようになった訳ですから説明にも力が入ります。そう言えば先日のオープンソースカンファレンスでもAMDさんはブースを構えていましたね。やはり開発者の囲い込みが重要だと考えているようです。

AMDはアプリケーションプロセッサを開発・販売していることもあり、Android及びそのアプリケーションに対しても積極的に投資しているようで、AMD AppZoneの開設、Windows用AndroidエミュレータであるBlueStacks、x86版Androidのサポートについての話がありました。将来AppleがiPadのプロセッサをx86にするなんて話もMacの例があるだけに可能性がないとは言えないかもしれませんね。

ここまでで前半戦が終了、後半戦はGCNアーキテクチャの話へとディープな世界に入っていきます。興味深かったのはUVD(Univewrsal Video Decoder)は実は32bitのCPUが入ってるというトリビア的な話でした。GPUの仮想化について、Radeonでは(公式に)対応していないのでFireProを使ってくださいとのこと。

そんなこんなで質疑応答の時間になります。AMDはGCNアーキテクチャでNVIDIAのKeplerが外したスケジューラをGPU側に持たせましたが、その理由は実行側がスケジューリングした方が良いという判断だそうです。まぁここは悩ましいところなんでしょうね。 GHz Editionになってベンチのスコアが伸びたのは、ドライバの改善によるところもあるのでユーザーは最新のドライバを使って欲しいとのこと。サーバサイドレンダリングについては、まだ具体的な話を出せる時期ではないとのこと。ディスクトップ用では7750より下の製品は出さないという話だったので、シングルスロットで外部電源不要の静音仕様なグラフィックカードに対する需要を満たすため、カードベンダは7750をベースにやりくりできなければNVIDIAのチップを使うしかなさそうだ。

あっという間に1時間半は過ぎて21時を過ぎていた。今回の勉強会は、どちらかと言うとゲーマーというよりもGPGPUユーザー向けという感じでした。
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最後に評価用ボードを見せてもらいました。

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